一ノ瀬ポトフの生活

趣味で書いたエッセイ的小話を順次アップしていきます

切りそびれがち、爪

よく爪を切りそびれる。気づいたらかなり伸びている。今まで職場的に問題になる事は無かった。

しかし、特に理由があるわけでもなく、長いのはどうなんだ。

 


切りすぎて深爪になるのが嫌で、つい後回し。中でも足の爪は切るのが難しいので特に。

 

爪が長いと、コンタクトを入れる時怖い。(それで眼鏡になる日もある)

背中を掻けば割と痛い。何か作業する前に伸びてるのに気がついて「爪に入るやつだな」と思うし、実際入る。


そうした瞬間や、そうなりそうな時、「そろそろ切るか」となって切ることもあるし、急に面接やら飲食系のバイトが入り、慌てて切ったりもする。

課題の締切でそれどころで無く、全てが終わってから切った事もある。

 

爪を切る作業自体は苦ではない。

脱毛前日のムダ毛処理と同じで、無になれる時間だと思う。

 

作家の知人の制作手伝いは粘土を触るから切っておこう、課題も終わったし切ろう、何かのイベントが生じて切ることも多いので、爪切りというと生活の節目を感じやすい。

 

また、不便を感じて切る、というスタイルも、まあ多少だらしないかもしれないが、加減に困りがちな自分に割と合っていると思う。

 

日常的なタスクを、適当にこなすのが難しい。

情けない告白をすると、私は耳掃除も苦手だ。一応耳は、爪よりは構うようにしているが、いつも何処まで耳かきを入れていいのか緊張する。

以前やり過ぎたのか、掃除後、謎の耳鳴りが数日続いた時もあった。

 

髪の毛も、どの程度乾かすのが正解か分からず、毎日パサパサになるまで乾かしていた時期がある。(※今は自分のタイミングでやめられる)

(…何だか書いていて、人間自体向いていない気がしてきた…)


「爪を切り忘れるのはセルフケアを怠っている事であり、自分を大切に出来ていない証拠だ」
そう思い、定期的に爪を切るぞ、と意識して過ごしたもあるが、長続きしなかった。今も気がついたら切るような形だ。


そしてなんだかんだ爪切りをサボっている私だが、最近足の爪が前回切る時まずかったのか、ある爪の一部が鋭利になり、隣の指の皮膚を攻撃。

帰ったら白靴下が軽く血染めに…即洗う羽目になったので、やはり、もう少し爪には関心を持っていた方がいいのかもしれない。